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第14回文学フリマの読書感想①~DAISY CHAIN vol.10~

新刊より旧刊の「灰の森」が売れました。なんでやねん。どうも、M×H.PのMの方です。

あの文学フリマから、もう2週間が経ちました。早いですね。マンゴージュースが甘すぎた記憶はまだ消えません。さっさとチャイ買いに行けばよかった!


てな訳で楽しんできたのですが、幾つか本を買ったり、交換したり、ラジバンダリ!したので(元気かなぁ…)感想をアホみたいに細かく書いていってみます。

(怒られない様に)最初にいっておきますけど、面白かったです。どの作品も。だから、感想を書く気になるのです。でもごめんなさい! 極力気にしないでください!


①DAISY CHAIN Vol.10(作:DAISY CHAINさん)感想記

『消えてしまう前に』
=何気ない捜査上の会話が、最期はニヤリ(私だけ。普通の人はヒヤリやゾクリ、でしょうね)とした収束に。
 さっぱりした絵柄と暗めのトーンが合っていてよかってです。
 しかし、どこから食べたのかな。たれがあったから、タンは焼き肉でしょうか。かしわ食いたくなってきた。こういう悪い妄想は、わくわくする。やっぱり、私の頭はおかしい。気を付けて生きなければ(笑)

『夢実恋~因果応報~』
=全体的に静かで淡々とした展開。だからこそ『シビアな優しさ』を感じられて、序盤の流れとタイトルから大まかなオチが推測できても、最期まで楽しめました。
 途中、男性サイドから見てツッコミたいところも感じられたけれど、最期の修二の言動と、その後を想像したらなくなりました。さて、どこまで同じが続くのかな。
 理沙や美希の顛末が、ほとんど触れられていないのも菜穂の主観・第1人称として合っていて気にならない。何かで幸せになろうとしたら、誰かが不幸になるし、誰かが幸せになれば、あなたが幸せになる。それが繋がりの深い人々だったら、尚更。菜穂はそれから遠ざかろうとしていてのに……幸せって、辛い。
 少しだけ気になったのは、「これは繰り返す必要・意味はあるのか?」という記述が、幾つか散見した事。特に19ページ1段目と21ページ2段目の某箇所。3人称ならまた違ったかもしれませんが、菜穂の1人称としては、何かを強調している感じはなく、違和感を感じました。言い過ぎかな(汗)
 ともかく、最期まで楽しませていただきました!

『WILD FLOWER』
=先に言っておくと、私に芸術性はない(笑)
 しかし、小説の間に切り絵とは、味がある演出。私のお客さんに、童話をモチーフにした切り絵を作成している人がいて思っていましたが、切り絵はカラーにするよりモノクロの方が好き。何だろう、変な言い方ですが、リアリティが増す感じ。もうこれだけで、下手な油絵よりずっと完成している。特に巣の中に入った卵の絵がよかったです。

『ジプシー・ローズ・イン・グランドホテル』

(割と内容に触れてしまいます。まだこの本を読んでない方でここを見ちゃう人は、気をつけろ!)

=序章を読んだだけで、「ちゃんと考えて書かれている」「ひきつける構成をしている」とは読み取っていたが、ここまで重厚な物語を一般の方が書きあげて発表しているのに、まずは驚き。しかも、題目は実在したストリッパー、ジプシー・ローズ。時代背景、ストリッパー、手配師も、ほぼ史実通りの流れを守っておられる。けれど、これは完全なフィクションであり、ミステリー作品。これほど謎が似合い、『答え』を描きたくなる魅惑的な人がいるとは思わなかった。ほんまによぅ見つけはったなぁ、と感心。特に、私はハニー・ロイの偉大なお……ゲフンッ!
 今までストリッパーと言えば、私の中(そして描かれている日本人達の考えとしても)では、性的対象、ぶっちゃけて言えばエロスのみの存在感。オープンはその表現としての極みかな。しかし、ジプシー・ローズにはそれはない。演劇から入ったエンゼル滝川も、そう。つまり、バーレスク・ダンサー。立派なナイトクラブ・ショーなのだ。映画『バーレスク』を思い出した。あの映画を見た時も、アメリカンドリームものなのに「これ日本人向けだわ」と思ったものです。
 劇中でも何度か触れられているけれど、陰湿な欲望よりも快活な歓声を上げさせてしまう、それがジプシー・ローズ・マリー。普通のストリッパーとの違い、その描かれ方がうまくてよかった。憧れるハニー・ロイの『日本人らしさ』がよかった。身体は武器、エロティックは演出の1つ。けれど、それだけじゃないんだよ。結局は、自分をどう見せたいかという心の面、それをどれだけ裸に出来るか。それが、夜の世界で強く光輝いていた。だから、影となるプライベートは壊れていく。最初から壊れる道だったんだけど、誰もそれを気付いても止めないし、やめようと思ったら、方法がもうなかった。
 そこに、いや全てに、主人公の四郎が密に絡んでいるのがよかった。そう、緻密に。ねちっこく。そこまでするか? 答えはちゃんと、最後まで読めばある……やはり、そちらでしたか。ああ、時の流れは怖い。何でお前は、そこまで強いのか……壊れているのか、四郎……あれ、これ感想か?(笑)
 しかし、これだけいい作品で、話も超長いのに、誤字脱字が読んだ感じ3か所しか見受けられなかった。これ以上はきっとない。どんだけ丁寧に校正されたんだ(笑) 四郎さんの如く、純粋な感情を感じます。
 あえて気になる事を言えば、どんなに理由づけしても『特殊能力』に感じてしまう四郎さんの直感力と、話の繋がりが粗い……というのか、うまく形にハマって前に進んでいない感じ?(Aの1人称からBの1人称に話が変わるとして、その間が開けられていない・急に話し方がジャンプして「んん?」と思ってしまう、的な。勿論、それに意味合いがあるかどうかを考えてみて)が、ちょいとした箇所でありました。勿論、その前後を読み返してストーリーをつなげられたし、全体からすれば些細な事ですが……いい作品だからこそ、おしいなぁと、身勝手にも思いました。ああ、著者さんが読んだら、俺の本八つ裂きにされていないかしら(笑)
 とにかく、面白かったです。声を大にしては言えないけど、ストリッパー最高!!

『温泉宇宙・LEE』
=……シュール過ぎて好きな人は好きとしか言えんわ!(笑)絶対この人、和田ラジヲさんや吉田戦車さんが好きだよ! 私は風間やんわり先生派です。LEEのネタ、実写でバカリズムさんがやってくれたら爆笑すると思います。



 さて、次はどの本にしようかな。

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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