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第17回文学フリマ 読書感想文② C-34・御都合主義社さん 『御都合主義社 vol.3』 その2

阪神はもっと大事に外人探せやっ!


昨日の続きで、第17回文学フリマで購入した、御都合主義社さんの『御都合主義社 vol.3』の感想を書く、その後半戦です。どうでもいいけど、漢字変換がちょっと面倒だぞ御都合主義社さん!


(注=あくまで個人的感想です。また、作品のネタバレが普通に入っちゃいます。思いのまま書き記したいので推敲も行わないから、誤字・脱字があるでしょう。すべて含めて、こんなやつだとご了承ください)


②C-34 御都合主義社さん 「御都合主義社 vol.3」その2

5話 聖人の図 武井宏樹さん テーマ・古びた住居(アパート)
=ここからテーマが変わりましたね。全9話の中で、最も不思議な空気を感じた、ごく普通のワン・ライフ。いつも古びた家屋の2階窓から顔を出してボーっとし、アルバイト先のコンビニではおにぎり1個だけを買っていく、そんな男性、私ならどう見るだろう。きっと、右手の指でこめかみの周りをくるくると回す、コンビニ店長の気持ちに近いだろう。このアルバイト君の様に、奇妙だけど面白くて目の離せない、静かに楽しんでいる自分を感じられるだろうか。無理かもしれない。けど、私もそんな時間と会話を味わってみたい。きっと、おにぎり1個よりは価値がありそうだ。そう思える、静かだけどじんわり響く描写がよかった。聖人は、2人いる。

6話 幼馴染のこうちゃん 椎名美穂さん テーマ・古びた住居(アパート)
=ストーリーとしては、実にシンプル。近所の年下の男の子、家庭の事情から貧しくいじめにあい、世話をやいていた主人公の女の子はいつしか疎遠になってしまい、数年後の高校生になってふいに男の子のその後と、終わりをしって・・・正直、ベタだと思うし、オチも想像の範囲だった。けど、ちょっと泣いた。年をとったのか、こういうドラマには弱くなった。変に感情的になる描写がなかったのはよかった。今時の子が、後悔と過去を受け入れていくまでを、周囲の大人たちと絡めてうまく描いていて、読み込みやすかったです。さようならには、微笑みが似合うと思う。

7話 トワイライト 雪春香さん テーマ・夕焼け空
=第1話の人が再登場。なんだよ下ネタないじゃん! まさか、急に戦争ネタが挟まれるとは思わなかった。仲間たちとの木製飛行機作りの楽しい青春、徴兵されて離れ離れになっていく悲しい瞬間、死という別れと友の変化に戸惑う時間、全てがもう、私には体験できないし、こういった話が聞けるなら聞いてみたいものだ。ただ、語り口調が淡々としすぎて、おじいさんが過去話をしているにしては固すぎるし、3人称視点な面が強いのはちょっと残念で、私ならさらにおじいさんに食いつくだろうかと思ってしまった。フォレストガンプ的な展開ならもっとよかったかも。

8話 衛星軌道で見る夢は 車田流星斗さん テーマ・夕焼け空
名前、なんて読むの? くるまだ・しゅーてぃんぐすたーと?いきなりどうでもいい事が浮かんだが、お話はS(不思議な)F(ファンタジー)寄りの綺麗な展開。宇宙のどこかで、青い地球や星々との会話を望む彼。地球からすれば、小さな光の1つが宙に浮かんでいる。その光が会話を求めているとしたら、宇宙は希望に満ちていると思う。だって、真っ暗な中に飛び出しても、誰かが呼びかけてくれるかもしれないでしょ? 誰もいない暗い場所に行くのは怖いからね。

9話 俺たち 小松﨑司さん テーマ・夕焼け空
=倦怠期カップルのお話かと思ったら、デレデレじゃないか! くそったれ! 羨ましいぞ! プレゼントを返されたかと思いきや、同じものをプレゼントされる。自分の上げたものはと尋ねれば、きっちり愛用されているものを見せられて……おいおいおい、なんてものを見せやがるんだ。余所でやれ! こんな風に楽しませてくれる空気、好きですね。テンポがよくてストーリーの展開がきれい。締めがライトなものでよかった。


以上、やったぜ。それぞれに個性があってよかったです。

ただ、これは言いたいのですが、全体的に誤字・脱字が散見され、段落の使い方などの文法も間違われていたのがおしく、話の流れを不味く感じてしまう残念なポイントだった。村上龍さんの『寄生虫』などに見受けられるような、頭から締めまで文法ぶっとばして、登場人物感情のままに書き切るって感じもしなかったので……正直、見直しや校正はされたのだろうかと思ってしまった。

人のことをとやかく言える立場では全くないのですが、やっぱり文章は綺麗に書きたいし、書いてもらいたいのです! 特に、面白いお話だなぁと思える時は!

お粗末さまでした。さて、次の本を読もう!





 



テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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