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第17回文学フリマ 読書感想文⑥ E-01・雲上回廊さん 『幻視コレクション‐失われた一葉の架空‐』 その4

文学フリマで買った、雲上回廊さんの本「幻視コレクション」、感想文その4。もう少しでゴールだ……まさか、2冊目でこんなに熱が入るとは思わなかった。面白いのが悪い(暴論)


(注=あくまで個人的感想です。また、作品のネタバレが普通に入っちゃいます。思いのまま書き記したいので推敲も行わないから、誤字・脱字があるでしょう。すべて含めて、こんなやつだとご了承ください)

4話 残った夏 著:言村律広さん
=油断した。前回3話でリアリティな現代劇に戻ったからだ。ここまで異彩なファンタジーが出てくるとは思わなかった。タイトルはそういう事かと(笑)だが、ある意味こういった異世界ファンタジーやSF要素は、最も幻想的なものを表現している。リアリティとは遠く、けれど身近にあってほしい、多くの子供が想像してきた妄想劇。それでいて、舞台設定が細かく念密さを感じさせるあたり、大人の活劇である。最初、呼称や舞台から突飛で奇異な印象を抱いてしまうが、読み込めばしっかりと作られたストーリーであるのが分かっていった。第2の地球で起こる戦争を、片面の国家から様々な戦いを強いられていく人間模様を描いていく、王道の物語なのだ。正直、ファンタジー系はとんと読まなくなり、SFはもっとほど遠い。だから少し戸惑ったが、話を読み進める程に、問題はなくなっていった。そこで力士マンである。特殊能力とはいえ力士を具現化して戦わせるなんて、ファンタジーを超えて科学的な表現だ(作中の能力全体、そういったものではありますが)。それが双方の国家で、長距離破壊兵器として描かれるのがまたいい。核ですか(笑)それでいて笑い飛ばすこともできなかったのは、それまでの話の構成がうまく、真剣さがあったからだ。オチのブラックな考えは大好物。私利私欲は嫌われるが、それに人の命がかかっていれば、文句はつけにくくなる。強い人間の真っ白な戦いが描かれてきた中、最後に弱さ・黒さを見せてくれた。期待以上に楽しめた。こういう描き方・楽しみ方もあるのだな・・・

あえて注文をつけるなら、もっと長いお話で読んでみたい。パッと出て出番が終わってしまうキャラクターが多く、まとめてまとめて描かれ過ぎているかも。もっとも重厚に掘り下げてくれれば、もっと違う感情の高ぶりが出てきそうだからこそ、おしい気がします。人の事を言える立場ではないのですが(汗)

とにかく、面白かったです。ごっつぁんです。


さて、最後か……ていうか、俺はそもそもこの人の作品を読みたくて買ったのである。


また、パネルかな(笑)


つづく!!!!!

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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