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第17回文学フリマ 読書感想文⑧ C-35・DAISY CHAIN制作委員会さん 『DAISY CHAIN vol.13』 その1

文学フリマで買った本の感想をただ書くだけのもの、久しぶりに更新。前回感想でやる気を出し過ぎて、その後の多忙もあってかなり間を空けてしまったけど、まあこんなもんでしょっ!

ぼちぼち読んで、ぼちぼち書くんだ。

③ C-35 DAISY CHAIN制作委員会さん「DAISY CHAIN vol.13」

ここはもう、中身をわざわざチェックしなくても問題なく楽しめるところ。特に今回は作風のバラティに富んだ構成になっているようで、楽しみにしていました。こういう信頼をおける作家さんを、アマチュアで見つけられるというのが文学フリマの凄いところなのかもしれない。ええ事言うなぁ、俺(笑)

でも感想は真面目に書きますよ!


(注=あくまで個人的感想です。また、作品のネタバレが普通に入っちゃいます。思いのまま書き記したいので推敲も行わないから、誤字・脱字があるでしょう。すべて含めて、こんなやつだとご了承ください)


1話 マインド・サーカス 永岡敬章さん
=正直、まだ幻視コレクションが続いているのかと思った。それほど、この作品の世界観は酷くもろく、危うい不安定な幻視にさらされる。けど、とてもリアルなテーマでもあった。でも、あってはならない。しかし、これはそもそも有るのか? あってはならない有るものの、無いもの探し。言葉としてはむちゃくちゃだが、そう言いたい。

催眠療法から派生した『夢の世界を実体感する』システム=マインド・サーカス。その実験台に選ばれた青年、その研究論文を書こうとする天田、その助手役のキヨコ。この3者間の『仲』から、主人公の青年が体験していくマインドサーカスの現象=夢世界の体験・実験が序盤は描かれていく。それはとても(実現性はともかく)理に叶っている『中』を描いているように見えた。けれど、青年が夢で視た(後にこれが最初かも怪しくなる)鳥男との邂逅から、世界が壊れて、違う『中身』の夢世界にループしていく。同じ世界は2度続かず似て非なり、それが現実なのか夢なのか、どこにでも最後は現れて『マインド・サーカス』の言葉をトリガーに襲ってくる鳥男(鳥男も含めてシステムのトリガーと言えるのかな。システム自体がマインド・サーカス内の夢でなければ)は、実在か非現実か。そもそも青年は『どこにいる自分が正しい』のか、『誰』であることが始まりなのか。その終わりが描かれないままループが続いていく結末は、いい終わり。こんなもの、分かっちゃいけない。狂ってんだから。それが、分からないのが恐ろしいよ、青年。

とにかく惑わされて、朧な幻に思考が狂わされる。これも夢か、現実か。逃げるか廃れるか、どちらが早くても、もう遅い。その流れによどみがなく、描写も丁寧に狂っていて、気付いたら私も『中』にいた。

それでも、少なからずはっきり言えるのは、夢を実体験することでその実体験が現実へとすり替わり、夢が遠い過去の幻想へとなり得る、そんな危険な遊びはやりたくないし、遊びでは終わらないだろう。

時代が時代なら、地球が汚れない代わりに、終わらない戦争が始まっていると思う。

いやぁ、面白かった。私はこういうダークグレーな世界が好きなので。



さあ、この調子でいくぞ! 多分!!



つづく!

テーマ : オリジナル小説
ジャンル : 小説・文学

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